自分が生まれた日の星座

空が限りなく広く大きく見える場所で、夜空を眺めてみると、沢山の星を見ることができます。
古代の人々は、その光の点と点を繋いで、星座とそれにまつわる神話を紡いできました。
子どもの頃、学校で夜空の星を観察しましょう、という宿題が出され、「オリオン座はあそこ、カシオペヤ座はあそこ、」なんてやっていたことを思い出したりします。

自分が生まれた日。
その日の夜空に、星占いでいうところの、自分の星座は見ることができません。
「案外、自分のことはよくみえていない」
星座に限らず、どんなことでもそんなことが言えたりします。
たとえば、これを書かせてもらっているのが9月21日なので、乙女座でお話しさせていただくと、「乙女座生まれ」とは、「乙女座のエリアに太陽があった日に生まれた」ということになります。
太陽と一緒に空に出ているので、「見る」ことはできないというわけです。
じゃあ、夜空に見えるのはどんな星座か。
約半年後にお誕生日を迎える人たちの星座です。
乙女座の人なら、魚座。
星占いの観点でお話しさせていただくと、自分の生まれた日に太陽の近くにあった星たちは、「自分自身」。
夜に輝いていた星たちは、「巡りあい、一対一で関わっていく他者」。
この他者とは、良くも悪くも自分と「対」になるような、人生における重要な存在とされています。

人はひとりぼっちでいると、長所も短所も気にならず、意識にものぼってきませんが、人と関わることで、自分というものに意味や価値を持ちはじめます。
そんなことも、人間の面白さのひとつ。

次回からは、その意味や価値の「ひとかけら」を、少しずつみていきます。

ありがとうございました。
素敵な一日を☆
のり


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